バナナの保存法|常温・冷蔵庫・冷凍庫の違い&長持ちする最適な方法

バナナは糖分の素早い補給ができて栄養も豊富、そして汎用性が高い優れた果物です。

朝食にぴったりですし、スイーツの材料としてもよく使われます。

しかし、バナナは熟成が早く痛みやすいという欠点があります。

このバナナの欠点を解決するために、今回はバナナの最適な保存方法について見ていきましょう。

バナナの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存の違い

バナナには常温保存・冷蔵保存・冷凍保存、3つの保存方法が考えられますが、それぞれどんな違いがあるのでしょうか。

これらの違いについてまとめると以下のようになります。

常温保存熟成させるのに最適だが、長期間の保存には不向き
冷蔵保存“1~2週間”の保存が可能だが、熟成は進まず黒くなりやすい
冷凍保存“数ヶ月”程度の保存が可能だが、解凍の手間がかかる

スーパーなどに売っているバナナというのは若干青いもの、硬いものが多く、そういったバナナは食べごろとは言い難いです。

そんなバナナを食べごろの状態まで熟成させるには常温で保存しないといけません。13°以下の環境に一時的にでも置かれたら熟成は進まなくなりますからね。

バナナの完熟した食べごろの状態というのは、皮の表面全体に茶色の斑点ができてきたくらいのものを指します。

しかし完熟したバナナはそのまま常温で置いておくとすぐ腐ってしまうため、それ以上熟成しないために冷蔵保存、または冷凍保存するのが好ましいです。

冷凍保存のほうが長持ちしますが、解凍の手間や解凍する際に水分が出てしまう難点などあるので、1~2週間以内に食べるのであれば冷蔵庫に保存しましょう。

このように、状況によって適した保存方法があるのです。

また、それぞれの保存方法において注意すべき点などがあるので、具体的に方法について見ていきましょう。

バナナの保存方法

バナナの各種保存方法について詳しく解説していきます。

バナナの常温保存の方法

バナナを熟成させるためには常温で置いておく必要がありますが、その場合に注意すべき点があります。

  1. 15°~25°の環境に置く
    • 夏は涼しい場所に置く
    • 冬は新聞紙に包む
  2. バナナの身が地面に接しないようにする
    • バナナの上下を逆にしてアーチが山型になるようにする
    • ハンガーで吊るす

バナナを熟成させるには15°~25°くらいの室温が適しているため、地域差はあると思いますが、夏は暑さ対策、冬は寒さ対策をするのが好ましいです。

また、バナナは地面と接している面は呼吸ができないため、その部分は痛みやすくなります。

なので、バナナを上下逆向きにしたりハンガーで吊るすなどしましょう。

バナナの冷蔵保存の方法

バナナが完熟したらそれ以上の熟成を止めるために冷蔵庫で保存します。

ポイントとしては2点。

  • 冷えすぎるのを防ぐために新聞紙で包む
  • エチレンガスが周りの食品に及ばないようにするためにラップやビニール袋で包む

13°以下だと熟成は止まりますが、温度が低すぎるとすぐに黒くなってしまいます。

冷気から守るためにバナナを皮の上から包みましょう。
このときバナナは1本ずつ房から取ります。

そして、バナナの皮はエチレンガスを発生させるため、冷蔵庫内の他の食品にそれが及ばないようにラップで包んだりビニール袋に入れたりしましょう。

手順をまとめると以下の通り。

  1. バナナを1本ずつ房からちぎる
  2. 新聞紙で包む
  3. その上からラップで包んだりビニール袋に入れたりする
  4. 冷蔵庫に入れる

この保存法なら完熟したバナナも1~2週間ほど持ちます。

バナナの冷凍保存の方法

続いて、バナナをさらに長期間保存するために冷凍庫を使う方法です。

これに関しては特別なことはなく、手順は以下の通り。

  1. バナナの皮をむく
  2. ラップで包んだりジップロックに入れたりして冷凍庫に入れる

皮は剥かなくても冷凍庫で保存できますが、皮を剥いた方が保存期間は1ヶ月程伸び、さらに食べる際に冷凍バナナのやっかいな皮を剥くという作業を省くことができます。

バナナは解凍して使うことができますが、冷凍したままでも構いません。

そのまま食べたり、シェイクやスムージーにする場合は冷凍したままで大丈夫ですが、焼き菓子などに使う場合は解凍してから使いましょう。

あとがき

以上、バナナの保存方法についてでした。

ハンガーで吊るしたり、バナナを逆向きに置いたりというテクニックは意外と知らなかった人は多いと思います。

これをやるだけでも痛み具合などは全然違ってくるので、是非お試しください。

また、冷蔵や冷凍も状況に合わせて使い分けましょう。

タイトルとURLをコピーしました