もやしは安い上に手軽に調理できる野菜なのでまとめ買いしてしまいがちですが、消費期限が短く、気がついたら傷んでしまっていることがあるかと思います。
消費期限が過ぎたもやしはどれくらいで食べれなくなるのか、また、もやしを日持ちさせる方法はないのか。
今回はこれらのことについて詳しく解説していきます。
ぜひ参考にして下さい。
もやしはいつまで食べられる?
もやしの消費期限について
野菜は賞味期限や消費期限の記載は義務化されていないので、期限が書かれていないものもあります。
ただ、期限が定められているものはもやしは“賞味期限”ではなく“消費期限”なので、もやしは鮮度が落ちやすく長期保存に不向きな食材であることがわかりますね。
もやしは消費期限が短く定められており、市販のパッケージに表示されている場合、製造日から“わずか数日”が期限となっています。
では、消費期限が切れたものは食べれないのかというと、そういうわけではありません。
適切に保存すればもっと長い期間を見込めます。
冷蔵保存・冷凍保存の違い
もやしには3つの保存方法が考えられます。
これらの違いは以下のとおりです。
袋のまま冷蔵保存 | 消費期限を過ぎたらすぐに傷んでしまう。 |
水につけて冷蔵保存 | “1週間”程度(消費期限切れから3~4日)の保存が可能だが、ビタミンCなどの栄養素が流出する。 |
冷凍保存 | “1ヶ月”程度の保存が可能だが、シャキシャキの食感が失われる。 |
買ってきた袋のまま冷蔵保存する場合、消費期限を過ぎたものはすぐに傷んでしまいます。
しかし、容器に移して水につけておくことで、栄養素は少なくなりますがさらに数日の保存が可能です。(詳しい方法は後述)
もっと長期間保存する必要がある場合、味や食感は損ないますが冷凍しましょう。
ただ、もやしを傷みにくくする保存方法はどちらもデメリットがあるため、一番いいのは袋のまま冷蔵庫に保存してすぐに食べるということです。
傷んでいるもやしの判別方法
もやしは傷んだら分かりやすい異常が見られます。
消費期限に関係なくこのような異常が見られた場合、食べるのは辞めましょう。
逆に多少消費期限が切れていても、このような異常が見られなければ問題ないことが多いです。
もやしの長期保存の方法
では、消費期限よりもさらに長期間の保存をする方法について解説していきます。
ただ前述しましたが、冷蔵保存・冷凍保存ともにデメリットがあるので、特に理由がなければ袋のまま冷蔵庫で保存してすぐに食べるのをおすすめします。
冷蔵保存の方法(1週間)
まずは冷蔵保存で1週間程度日持ちさせる方法です。
手順としては以下の通り。
- もやしを袋から出してタッパーなどの容器に入れる
- もやしが空気に触れないように水に完全に漬ける
- ラップやフタをして冷蔵庫に入れる
- 水は毎日変える
もやしの保存に適した温度は3℃~5℃です。
野菜室(5℃~10℃)は向かないのでそれ以外のところに置きましょう。
冷凍保存の方法(1ヶ月)
続いて、冷凍保存で1ヶ月程日持ちさせる方法です。
手順としては以下の通り。
- もやしを袋から出してフリーズパックに入れる(またはラップで包む)
- 冷凍庫に入れる
冷凍の方が手間がかからず楽です。
面倒くさい場合は袋から出さずにそのまま冷凍庫に入れても構いません。
冷凍したもやしは解凍すると水分と一緒に栄養素が流出してしまうので、使う際には解凍せずにそのまま調理しましょう。
あとがき
以上、もやしの消費期限や保存方法についてでした。
もやしを日持ちさせる方法などもご紹介しましたが、やっぱり一番良いのは買ったらすぐに食べることです。
もやしは時間が経つと、安全面だけでなく栄養や食の楽しみも損なってしまいますからね。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。