ゆで卵の状態による賞味期限の違い一覧&日持ちさせる保存方法

ゆで卵は栄養豊富で色んな料理に使えたりしますが、作るのが面倒くさいというのが欠点としてあげられます。

なので、ついつい作り置きしたくなります。

しかし、ゆで卵は生卵と比べて賞味期限が圧倒的に短くなるのをご存知でしょうか。

今回はゆで卵の賞味期限の詳細や日持ちさせるための保存方法についてご紹介します。

ゆで卵の賞味期限

早速ですがゆで卵の状態ごとの賞味期限は以下の通りです。

  • 殻を剥いたゆで卵:24時間
  • ヒビが入ったゆで卵:2日
  • 殻付きのゆで卵:3日

※これは固ゆでの状態の期間です。半熟の状態だともっと短くなります。

ゆで卵の賞味期限が短い理由

生卵が数週間はもつのに比べると、ゆで卵にすると著しく賞味期限が短くなります。

卵の白身には“リゾチーム”という酵素が含まれており、これが細菌を溶かす役割があるため卵は日持ちするのです。

また、卵を加熱調理する際に殺菌できるというのも理由の一つとして挙げられます。

しかし、ゆで卵の場合はリゾチームが壊れてしまうため、細菌の繁殖を許してしまうのです。

殻付きの場合は少し日持ちしますが、ヒビが入っていたり殻を剥いた状態だと空気に触れているため、より腐りやすい状態にあります。

特にゆで卵の殻を剥いてしまったのなら、できるだけその日の内に食べてしまうようにしましょう。

腐ったゆで卵の見分け方

腐った状態のゆで卵は以下のような変化があります。

  • 表面がぬめっている
  • 異臭がする

明らかに通常とは違う状態、危険だと感じる場合は腐っている可能性が高いです。

このようなゆで卵は食べずに破棄するようにしましょう。

また、明らかな異変がなくても腐っている場合もあるため、前述した賞味期限が切れたゆで卵はなるべく食べないようにしましょう。

ゆで卵を日持ちさせる保存方法

続いてゆで卵の賞味期限を伸ばす保存方法をご紹介します。

  1. 煮玉子(味付け玉子)にする:3日
  2. フィリングやタルタルソースにして冷凍保存:1ヶ月

1.煮卵(味付け卵)にする

殻を剥いてしまったゆで卵は煮卵にしてしまえば、殻を剥く前と同じくらいまで賞味期限は伸びます。

■煮卵の作り方

  1. 調味料を鍋に入れて沸騰させる
  2. 鍋にゆで卵を入れて弱火で2分ほど煮込む
  3. 火を止めてタッパーなど保存容器に煮汁ごと入れる
  4. ある程度熱がとれたら冷蔵庫で保存

調味料に関しては色々バリエーションがあるのでお好みで。

  • 醤油、酒、みりん
  • 醤油、水、みりん、砂糖
  • めんつゆ、酢
  • めんつゆのみ

などなど。

煮玉子の保存期間についてですが、1週間近くもつという情報も多いですが、安全を重視するなら3日~4日程度と考えましょう。

参考:煮卵の日持ちはどのくらい?冷蔵庫4日目からは要注意!

2.フィリングやタルタルソースにして冷凍保存

通常のゆで卵や煮卵は冷凍保存すればいいのかと考える人は多いかもしれませんが、これらを冷凍すると白身の部分が変質してしまいボソボソという食感になってしまうのです。

保存期間は伸ばせますが、品質が著しく低下してしまうため、美味しくなくなってしまいます。

しかし、ゆで卵をフィリングにしてしまえば味を損なうことなく冷凍保存ができるのです。
フィリングとは、主にサンドイッチに使われる状態のものですね。

正式名称は不明ですが、「たまごサラダ」「たまごスプレッド」とも言われたりします

■たまごフィリングの作り方

  1. 容器にゆで卵、マヨネーズ、塩コショウを入れる
  2. フォークなどでゆで卵をつぶしながらかき混ぜる

味付けとしては他にマスタードを入れたり、レモン汁を入れたりすることがあります。

 

その他、タルタルソースにしても冷凍保存が可能です。

■タルタルソースの作り方

  1. 玉ねぎをみじん切りにする(卵1個に対して玉ねぎ1/4)
  2. 玉ねぎを1分レンジでチンして辛味を飛ばす
  3. 容器にゆで卵、玉ねぎ、マヨネーズ、酢、塩コショウを入れる
  4. ゆで卵を潰しながらこれらをかき混ぜる

フィリングやタルタルソースにすれば、品質をあまり損なうことなく1ヶ月程冷凍保存することが可能です。

あとがき

以上、ゆで卵の賞味期限や保存方法についてでした。

ゆで卵の状態ごとの賞味期限をまとめると以下の通りです。

  • 殻を剥いたゆで卵:24時間
  • ヒビが入ったゆで卵:2日
  • 殻付きのゆで卵:3日
  • 煮玉子(味付け玉子):3日
  • フィリングやタルタルソースにして冷凍保存:1ヶ月
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