大根の賞味期限はいつまで?冷蔵保存・冷凍保存の違いと方法

大根は手軽に購入できて色んな料理に使える優秀な野菜です。

しかし1本分の量は多く、使い切るのは困難なので、余った大根を保存しないといけないということがよくあるかと思います。

大根は適切に保存できれば長期間日持ちしますが、保存状態が悪ければ数日で傷んでしまいます。

そこで今回は大根の保存方法について、冷蔵保存と冷凍保存の詳細な方法を解説していきます。

大根の賞味期限について

まず、大根が美味しく食べられる期間、保存期間について見ていきましょう。

大根は冷蔵保存または冷凍保存の2つの保存方法がありますが、
それぞれの違いは以下のとおりです。

冷蔵保存“1~2週間”程の保存が可能。千切りなど小さく切ったものは“1日”しか持たない 。
冷凍保存小さく切ったものでも“1ヶ月”程の保存が可能だが味や食感は損なわれる。

大根は冬場の寒い時期には常温で保存することも可能ですが、最適温度は0℃~5℃、最適湿度は90%~95%なので、冷蔵保存が基本です。

未使用の大根なら2週間程の保存が可能ですが、さらに長期間の保存が必要な場合、または小さく切った大根を長期保存する場合などは冷凍保存をしましょう。

味や食感は失われるので調理の用途は限られますが、1ヶ月程は保存することが可能になります。

大根の保存方法

では詳しい保存方法について説明していきます。

カットしていない大根の冷蔵保存(1~2週間)

未使用の大根の保存方法は以下のとおりです。

  1. 葉の部分を切り落とす
  2. 軽く濡らした新聞紙で包む
  3. 切り口を上にして立てて冷蔵庫に入れる(牛乳パックやペットボトルなどを利用)

大根は葉っぱをそのままにしておくと水分や栄養を吸い取ってしまうため、はじめに切り落とします。

そして、大根は乾燥が苦手で湿度90%以上を好むので、濡らした新聞紙で包みましょう。

また大根のような長い野菜は、横の状態から縦になろうとするのにエネルギーとして水分や栄養を消費します。

つまり横の状態にするとしおれるのが早くなるため、縦の状態で置いておくの望ましいのです。

牛乳パックやペットボトルなどを利用して大根を立てると良いでしょう。

ちなみに野菜室は若干温度が高いので、冷蔵庫内の野菜室以外の場所に置くようにするのが良いです。

冷凍保存の方法(1ヶ月)

続いて、大根を冷凍保存する手順です。

保存する方法としては2つあります。

  • 小さく切って茹でてから冷凍する
  • 大根おろしにしてからそのまま冷凍する

小さく切って保存する手順は以下のとおりです。

  1. 大根の皮をむいて小さく切る
  2. 沸騰したお湯で軽く茹でる
  3. 熱を冷まして水をよく切る
  4. フリーズパックやラップで1食分ずつ小分けして入れる
  5. 冷凍庫に入れる

調理に使う場合は解凍せずにそのまま火を通しましょう。

大根おろしを解凍する場合は、冷蔵庫に移しておけば8時間程度で食べられるようになるので、食べる前日に移して自然解凍させましょう。

傷んでいる大根の判別方法

最後に傷んでいる大根の特徴についてです。

大根は傷んできたら少し柔らかくなったり変色してきますが、変色している部分を取り除いて加熱すれば問題なく食べることができます。(栄養成分や味は著しく低下している場合があるが)

さらに進行すると以下のような異常が現れます。

  • 異臭がする
  • 全体的に色が変わっている
  • カビが生えている
  • 表面がぬめぬめしている
  • 汁が出ている
  • 断面が透明になっている
  • 断面に空洞がある

このような状態になると健康を害する可能性があるので、直ちに廃棄するようにしましょう。

あとがき

以上、大根が食べられる期間や保存方法についてでした。

大根を日持ちさせる保存法について色々解説していきましたが、それでも痛みやすい野菜であるのは間違いないので、早めに食べるのが一番ですね。

ぜひ参考にしていただければ幸いです。

野菜の賞味期限&保存法一覧表
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