“おから”の栄養や効果に関する記事です。
大豆食品でありながら豆乳の副産物と見られがちなおからですが、実は豆乳よりも優れている面がいくつかあります。
低カロリーでありながら栄養価が高いため、ダイエットや健康、美容に効果的なのです。
今回はおからのカロリーや栄養、などについて詳しく解説していきます。
おからの概要
“おから”とはどういう食品なのか、一言で説明するなら「豆乳を作る際の搾りかす」です。
以下に代表的な大豆食品ができるまでのプロセスを表しました。
大豆を煮る・砕く・絞るという工程を経て液体と個体に分離されますが、この時の液体が豆乳、個体がおからです。
おからは豆乳の副産物、おまけというイメージもあるかも知れません。
しかしれっきとした大豆食品なので、豆乳や豆腐、納豆などと同様、健康や美容に良い成分が多く含まれています。
むしろ豆乳や豆腐とよりも優れている点は多いです。
さて、今回はおからのカロリー・栄養について見ていき、具体的にどのような健康・美容効果が期待できるのかなどを解説していきます。
おからのカロリー・栄養
おからの秀でた栄養とは
おからと豆乳は大豆を分離してできる食品ですが、栄養成分が等しく分割されているというわけではありません。栄養成分に偏りがあります。
豆乳に多めに移行している栄養素もあれば、ほとんどおからにしか移行していない栄養素もあります。
特筆すべきなのがこの2つ。
- 食物繊維
- カルシウム
おからは炭水化物が多いですが、そのほとんどが食物繊維。
実は糖質はあまり含まれていません。(※炭水化物=糖質+食物繊維)
一方、豆乳の食物繊維は極僅かです。
大豆は食物繊維が豊富ですが、そのほとんどが水に溶けない不溶性のものなので、分離する際に個体のおからの方に移行するのです。
1日の食物繊維の推奨量は20g程度なのに対し、おから100gで食物繊維は10g前後。
大抵の野菜よりも豊富なくらいです。
そして意外と多いのがカルシウム。
豆乳100gあたり15mgしか含まれないのに対し、おから100gあたり81mgも含まれます。
カルシウムは日本人が不足している代表的なミネラルなので、それが豊富に摂取できるのはとても重要です。
おからの具体的な効果
おからは豆乳や豆腐、納豆などと同じ大豆由来の食品なので、これらと同様の効果が得られます。
大豆食品の具体的な効果を挙げると以下の通り。
これらは大豆たんぱくや、ビタミン、ミネラル、大豆イソフラボン、サポニンなどによる効果です。
あとがき
以上、おからのカロリーや栄養に関してでした。
おからは低カロリーな上、健康や美容に効果的な栄養素が豊富に含まれています。
ダイエット中に不足しがちで重要な栄養素も多いので、ダイエットの際には非常に重宝する食品です。
ぜひ積極的に食べることをオススメします。