ラーメン、そば、うどん、そうめんなど麺類といえば色々ありますが、その中でもパスタと言えば高カロリーなイメージがあるかと思います。
このパスタは太りにくい料理なのか、それともダイエット中は避けるべき料理なのか。
今回パスタのカロリーがどれくらいなのか、種類ごとの違いや他の麺類との比較などをしていきます。
パスタのカロリー
パスタの種類によるカロリーの違い
まず、一般的なパスタのカロリーを、種類ごとに見ていきましょう。
パスタは茹でた麺250gで“373Kcal”です。
それに具材やソースなどの材料のカロリーをプラスしたものが以下のそれぞれのカロリーになります。
- ペペロンチーノ:508Kcal
- 材料:オリーブオイル、にんにく、唐辛子、乾燥パセリなど
- ナポリタン:590Kcal
- 材料:サラダ油、ケチャップ、ベーコン、パルメザンチーズ、たまねぎ、ピーマンなど
- ミートソースパスタ:614Kcal
- 材料:バター、ケチャップ、中濃ソース、牛(豚)ひき肉、たまねぎ、にんにく、にんじんなど
- ペスカトーレ:740Kcal
- 材料:オリーブオイル、バター、白ワイン、トマトソース、イカ、シバエビ、アサリなど
- たらこスパゲティ:742Kcal
- 材料:バター、たらこ、パルメザンチーズなど
- カルボナーラ:779Kcal
- 材料:サラダ油、卵、クリーム、ベーコン、パルメザンチーズ
以上が種類ごとのカロリーですが、味付けや具材によってカロリーは大きく変化するので、大体の目安として捉えて頂ければなと思います。
チェーン店のパスタのカロリー
続いて、チェーン店のパスタのカロリーを一部抜粋してご紹介していきます。
- サイゼリア
- たらこソースシシリー風:523Kcal
- アラビアータ:525Kcal
- ミートソースボロニア風:538Kcal
- イカの墨入りスパゲッティ:546Kcal
- ペペロンチーノ:577Kcal
- トマトクリームスパゲッティ:645Kcal
- カルボナーラ:717Kcal
- 鎌倉パスタ
- 高菜と鶏肉のピリ辛パスタ:649Kcal
- フレッシュバジルのトマトソースパスタ:658Kcal
- 彩り野菜のフィットチーネ 生ハム添え:666Kcal
- 北海道産モッツァレラチーズのマルゲリータ風パスタ:743Kcal
- ベーコンのカルボナーラ:784Kcal
- エビと唐辛子のペペロンチーノ:886Kcal
- ジョリーパスタ
- 素材の旨みたっぷりトマトソース:672Kcal
- 香味野菜とあさりのペペロンチーノ:695Kcal
- ペスカトーレ:755Kcal
- ボローニア風ミートソース:768Kcal
- 大人のナポリタン:846Kcal
- 森のたまごの手作りカルボナーラ:928Kcal
- ゴルゴンゾーラのクリームソース:946Kcal
- ドミノ・ピザ
- 粗挽きソーセージのナポリタン:456Kcal
- ミートソース:522Kcal
- 濃厚チーズのカルボナーラ:609Kcal
パスタはどれくらいのカロリーなのか分かってもらえたかと思いますが、1人前で大体“500Kcal~800Kcal”になります。
カルボナーラは基本的に例外なく高カロリーですが、他のパスタは具材によって大きく変動します。
パスタと他の麺類との比較
では、続いてパスタを他の麺類と比較してみましょう。
カロリーの比較
カロリーとしては
『ラーメン≒パスタ>うどん≒そば≒そうめん』
といった感じになります。
ラーメンの場合、スープがパスタのソースや具材と同じ程度に高カロリーなので、パスタとカロリーはいい勝負になります。
他の麺類はスープがあっさりしており、具材は低カロリーなものが一般的なのでラーメンやパスタよりカロリーは抑えられるのです。
もちろん、それぞれの種類や具材によって大きく変動します。
GI値について
また、こういう話題になると必ず出てくるのが『GI値』です。
そして麺類のGI値は一般的に以下のような数値と言われています。
- うどん:85
- ラーメン:73
- そうめん:68
- パスタ:65
- そば:59
そのため、「パスタは太りにくくダイエットに適している」と。
しかし最近の研究では、ダイエットにおいて“食品のGI値はあてにならない”という考えが主流になっています。
血糖値の上がり方は数値のようにならないことが多いですし、実際にGI値が明らかに異なる食生活をしていても体重や体脂肪の変化に差異が現れなかったりしているのです。
そもそもダイエットにおいて“カロリー”という絶対的な概念があるので、それ以上のこと気にする必要はありません。
パスタはダイエット中には避けるべきか?
麺類の中では高カロリーなパスタなので、ダイエットに適しているということはありません。
絶対控えるべきというほどではありませんが、程々にした方がいい料理といえるでしょう。
もし頻繁に食べるのなら、量や種類に気をつけてカロリーをとりすぎないようにするのが大事です。
また、食物繊維やたんぱく質、ビタミン、ミネラルなど、ダイエット中に不足しがちな栄養素もパスタでは補えきれないので、他の食事できちんと補給することも考えましょう。